自己血糖測定

自己血糖測定の目的

普段から血糖コントロールするクセをつけましょう

糖尿病の合併症を予防するためにも普段からの血糖コントロールが重要です。病院でもHbA1cという2か月の血糖コントロールができているかの指標を測定することができますが、同じHbA1cであっても血糖の変動値は異なります。変動幅が大きいほど血管にダメージを与えるので、普段から血糖を測り、自分の血糖の変動幅を知っておく必要があります。

同じHbA1cでも血糖の変動幅は人によって違う

測定方法

指先から図るものが主流です。

自己血糖測定器は指先等に小さな針で穴をあけ、そこから血液を採取する方法が主流です。
血糖を測るタイミングとしては、食事前、就寝前などがありますが、いつ・一日何回測定するかは医師に相談の上、決定していきます。

保険適応には条件があります。

自己血糖測定器の保険適応には(窓口で払う負担額が減る)インスリンまたはGLP-1受容体作動薬を使用している、妊娠中の糖尿病の方といった条件があります。

血糖測定のイラスト

目標値

目標値を設定しましょう

病院でHbA1cを測定する際の目標値は7.0%以下とされています(日常生活が一人で不自由なく遅れて認知機能の衰えの無い患者さんの場合)
自己血糖測定時は、空腹時血糖値が130mg/dl、食後2時間血糖値は180mg/dlの範囲に収まるように普段からコントロールしましょう。