血糖値が高いまま妊娠すると・・・
糖尿病患者さんが妊娠した状態を糖尿病合併妊娠と呼び、血糖コントロールが一時的に悪化します。特に糖尿病網膜症や腎症といった合併症を併発するリスクが上がることに注意が必要です。
また、母体だけではなく胎児にも影響があり、新生児高血糖や未熟児・難産、場合によっては死産になる可能性があります。
妊娠中の薬物療法は原則インスリン治療のみとなります。妊娠の可能性のある患者さんは、事前に主治医にご相談ください。
妊娠を契機に高血糖になる場合があります。
妊娠前は糖尿病に罹患していなかった方でも、妊娠を契機に急激に血糖値が上がることがあります。これを妊娠糖尿病といいます。出産後も、定期的に血糖値の測定を行う必要があります。
妊娠糖尿病について詳しくはこちら- 空腹時の血糖値が92mg/dL以上
- 75gブドウ糖負荷後 1時間の血糖値が180mg/dL以上
- 75gブドウ糖負荷後 2時間の血糖値が153mg/dL以上